カードローン申し込み時には、証明書の提出を求められることがあります。しかし「収入証明書が手元にない・・・」「探す時間がない。早くお金が借りたいのに・・・」このように困っている人は多いのではないでしょうか。
収入証明書の提出を求めるようになった背景には、お金を借りすぎて破産する人が増えてきたことがあげられます。
多重債務で破産してしまう人を保護する観点から、貸金業法の総量規制により「年収の3分の1を超える貸付の原則禁止」が設けられました。この総量規制のため、カードローンを申し込む際には収入を証明できる書類が必要になったのです。
しかし、実をいうと一定の条件をクリアすれば収入証明書不要で借入できます!この記事では、収入証明書不要でカードローンを利用する方法を徹底解説します。さらには、収入証明書不要で利用できるカードローンおすすめ会社5選も紹介!
- 収入証明書不要でカードローンを利用する方法がわかる
- 収入証明書不要のおすすめ会社5選がわかる
- 収入証明書が必要なケースがわかる
- カードローン契約時に必要な書類がわかる
約3分で読めて、「収入証明書を探さなくても借入できた!」「すぐに借り入れできて良かった!」と思うことでしょう。ぜひ最後まで見ていってください!
収入証明書不要でカードローンを利用する方法

カードローンを借入するには、原則として収入証明書の提出が求められます。なぜなら、貸金業法により申込者の返済能力のチェック義務づけられているからです。
貸金業者に対しては、(中略)返済能力を調査することが義務づけられています。
日本貸金業協会
ただし、一定の条件を満たすと収入証明書不要で借入ができます。
- 借入額を50万円未満におさえる
- 他社との合計借入額を100万円未満におさえる
収入証明書不要でカードローンを利用する方法を、以下で具体的に解説していきます。
借入額を50万円以下におさえる
借入金額が50万円以下の人は、原則として収入証明書の提出は不要。このことは、貸金業法第13条3項にもはっきり明記されています。
理由としては、収入証明書の提出目的はあくまで多重債務を防止することであり、50万円未満であれば返済可能と判断されるためです。
収入証明書が手元にない、探す時間がない人は、50万円未満で借入してみましょう。ただし、20歳未満の成人は借入額にかかわらず収入証明書の提出が必要になるため注意が必要です。
18歳、19歳の若年者の場合は、貸付額にかかわらず、収入の状況を示す書類の提出又は提供を受けてこれを確認することとされています。
日本貸金業協会
他社との合計借入額を100万円以下におさえる
新規契約の際は現在の借入総額を確認すること
他社カードローンで借入している場合でも、新規契約する際の合計借入額が100万円以下であれば収入証明書は不要です。
貸金業法上は、業者が融資を行う場合に(リボルビング契約の借入枠を設定する場合も含む)(1)50万円を超えて融資するとき(2)他の貸金業者からの融資を合わせて100万円を超えるときのどちらかに当てはまる場合は、「年収を証明する書類」の提出を求めることとされています。
日本貸金業協会
例えば、以下の場合は収入証明書が不要となります。
カードローン会社 | 借入額 |
---|---|
借入しているカードローンA社 | 30万円 |
借入しているカードローンB社 | 40万円 |
新規で契約するカードローンC社 | 30万円 |
上記の場合、他社での借入合計が30万円+40万円の合計70万円、新規での契約が40万円となり、合計借入額が100万円となるため収入証明書不要で借入できます。
ただし、借入金額でウソをつくのはNG。カードローン会社は、審査時に申込者のローン履歴をすべてチェックするためバレてしまいます。カードローンの審査に不利になるため、正確な借入金額を申告しましょう。
他社借り入れに含まれないローンがある
借入として含まれないおもなローンは以下のとおり。これらは借入金額として申告する必要はありません。
- 自動車ローン
- 住宅ローン
- 不動産を担保とする借入
- 有価証券を担保とする借入
つまり、「上記のローン以外の借入額+新規の借入額=100万円未満」であれば収入証明書は不要ということです。
収入証明書不要のカードローンおすすめ会社5選

収入証明書不要のカードローンおすすめ5選は以下のとおりです。
消費者金融 | 収入証明書不要の条件 |
---|---|
アイフル | 50万円以下の借入 他社借り入れの合計が100万円以下 収入が安定している |
プロミス | 50万円以下の借入 他社借り入れの合計が100万円以下 |
アコム | 50万円以下の借入 他社借り入れの合計が100万円以下 提出済みの収入証明書の日付が3年以内 |
SMBCモビット | 50万円以下の借入 他社借り入れの合計が100万円以下 |
レイクALSA | 50万円以下の借入 他社借り入れの合計が100万円以下 提出済みの収入証明書の日付が3年以内 |
ただし、収入証明書不要となるには一定の条件があります。以下で詳しく見ていきましょう。
アイフル

会社名 | アイフル株式会社 |
実質年率 | 3.0~18.0% |
借入限度額 | 800万円 |
申し込み~融資まで | 最短25分 |
初回無利息期間 | 契約の翌日から30日まで |
担保・連帯保証人 | 不要 |
返済頻度 | 1回の支払いにつき35日以内または毎月約定日払い |
月の返済額 | 4,000円~ |
提携ATM | セブン銀行 ローソン銀行 イーネット イオン銀行 三菱UFJ銀行 |
アイフルにて収入証明書不要で借入する方法は、50万円以下での借入かつ他社借り入れの合計が100万円以下で借りることです。
さらに、アイフルは原則として在籍確認なしで融資が受けられます。さらにはWeb完結申し込みなら最短25分で審査が完了。面倒なことを省いて早く借入したい人にはおすすめです。
ただし、アルバイトや自営業など収入が安定していない人は収入証明書が必要な場合があるため注意が必要。
- 利用限度額が50万円を超える場合
- 利用限度額と他の貸金業者からの借入総額が100万円を超える場合
- 就業状況の確認等、審査の過程でご提出をお願いする場合
引用:アイフル

プロミス

会社名 | プロミス株式会社 |
金利(実質年率) | 4.5~17.8% |
申し込み~融資まで | 最短30分 |
借入限度額 | 500万円 |
初回無利息期間 | 30日間 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
月の返済額 | 4,000円~ |
提携ATM | セブン銀行 ローソン銀行 イーネット ゆうちょ銀行 |
プロミスも50万円以下での借入かつ他社借り入れの合計が100万円以下の条件であれば、収入証明書不要で借入できます。プロミスは即日融資が可能で、Web申し込みで24時間借入できるのが特徴です。
- ご希望のお借入額が50万円を超えるお客さま
- ご希望のお借入額と他社でのご利用残高の合計が100万円を超えるお客さま
- お申込時の年齢が19歳以下のお客さま
引用:プロミス
プロミスは上記の条件であれば本人確認書類のみで申し込み可能ですが、19歳以下の成人に限っては収入証明書類が必要とのことです。

アコム
会社名 | アコム株式会社 |
金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
申し込み~融資まで | 最短30分 |
借入限度額 | 800万円 |
初回無利息期間 | 30日間 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
月の返済額 | 3,000円~ |
提携ATM | セブン銀行 ローソン銀行 イーネット イオン銀行 三菱UFJ銀行 |
アコムも50万円以下の融資であれば、原則収入証明書不要で借入できます。
アコムの審査時間は最短30分。申し込みから融資までスマホ1つで完結するうえ収入証明書の準備も不要のため、急ぎでお金が必要な人でもスムーズに借入できます。
ただし、提出済みの収入証明書類がある場合は、3年以上経過すると再提出を求められるため注意が必要です。
- 当社のご利用限度額が50万円を超える場合
- 当社のご利用限度額と他の貸金業者からのお借入の合計額が100万円を超える場合
- 既にご提出済の収入証明書類が3年以上経過している場合
- お借入れの上限額が契約極度額未満の場合(ご延滞でお借入れが制限されている方を除く)
- ご契約極度額の増額審査をご希望の場合 等
引用:アコム

SMBCモビット
会社名 | 株式会社SMBCモビット |
金利(実質年率) | 3.0~18.0% |
申し込み~融資まで | 最短30分 |
借入限度額 | 800万円 |
初回無利息期間 | なし |
担保・連帯保証人 | 不要 |
月の返済額 | 4,000円~ |
提携ATM | セブン銀行 ローソン銀行 イオン銀行 三菱UFJ銀行 |
SMBCモビットは限度額50万円以下、他社との借入合計が100万円以下であれば収入証明書なしで借入可能です。
- ご希望のお借入額が50万円を超える場合
- 当社の契約額と他の貸金業者から借りている分も合わせて100万円を超えて借りるとき
引用:SMBCモビット
SMBCモビットは即日融資に対応していることに加え、勤務先への在籍確認も原則なしで借入可能。上司や同僚にバレることなく融資が受けられます。
ただし、審査の状況によっては収入証明書の提出または在籍確認を求められるため注意が必要です。

レイクALSA
会社名 | 新生フィナンシャル株式会社 |
金利(実質年率) | 4.5~18.0% |
申し込み~融資まで | 最短25分(WEB申し込みの場合) |
借入限度額 | 500万円 |
初回無利息期間 | 180日(借入5万円まで)/60日(WEB限定)/30日 |
担保・連帯保証人 | 不要 |
月の返済額 | 4,000円~ |
提携ATM | セブン銀行 ローソン銀行 イーネット |
レイクAlSAも条件次第で収入証明書不要の借入ができます。さらにはWebで申し込みすると、最大180日の初回無利息サービスが受けられます。「面倒な手続きなしでオトクに借りたい!」という人にはおすすめといえるでしょう。
ただし、以下の条件に当てはまる場合は収入証明書の提出が求められます。
- 当社のご利用限度額の総額が50万円を超える場合
- 当社のご利用限度額の総額と他社のお借入れ総額の合計が100万円を超える場合
- ご提出いただいた収入を証明する書類が、その発行日から、3年以上経過している場合
引用:レイクALSA
レイクALSAは利用限度額が50万円を超えることに加え、他社との借入総額が100万円を超える場合に収入証明書が必要です。さらには、提出した収入証明書類が3年以上前のものだった場合、再度提出する必要があります。

銀行カードローンは収入証明書の提出基準が異なる

銀行カードローンは収入証明書の提出基準が異なっています。理由としては、銀行法に基づいた審査をおこなっているためで、総量規制の基準が必ずしも当てはまらないからです。
ただし、以下の銀行カードローンでは借入額50万円までは収入証明書不要としています。
- 三菱UFJ銀行バンクイック
- 三井住友銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン
- オリックス銀行カードローン
- 楽天銀行スーパーローン
ただし、銀行カードローンは消費者金融と比べ審査自体が厳しい傾向にあります。審査の状況次第では、収入証明書の提出が求められることは覚えておきましょう。
契約時に収入証明書が必要になるパターン

ここまでは収入証明書不要でカードローンを利用する方法について説明してきました。しかし、事情によっては収入証明書が必要になる場合も存在します。
契約時に収入証明書が必要になるパターンは以下のとおりです。
- 貸金業法の基準を満たしていない
- 収入が不安定
- 過去に返済が滞ったことがある
具体的にどういうことなのか、以下で解説していきます。
貸金業法の基準を満たしていない
この記事でも説明してきたとおりですが、貸金業法第13条の基準を満たしていない場合は収入証明書が必要になります。
貸金業法上の、収入証明書が必要な基準は以下のとおりです。
- 借入金額が50万円を超える
- 他社借入れとの合計が100万円を超える
法律上で定められている基準のため、収入証明書を回避するには上記2点が必須となります。
収入が不安定
安定して一定の収入が得られない職業の場合、収入証明書が必要になる場合があります。理由は、毎月安定して返済できる保証がないからです。
- アルバイト
- 派遣社員
- 個人事業主
ローン会社より収入証明書を求められた場合、アルバイトや派遣社員は給与明細書や源泉徴収票を提出しましょう。
個人事業主に関しては、以下の書類から1つが必要になります。
- 青色申告決算書
- 確定申告書
- 納税証明書
- 所得証明書
- 収支内訳書
過去に返済トラブルがある
過去に返済トラブルがあった人の場合、収入証明書の提出は避けられません。返済トラブルとはおもに以下の場合を指します。
- 延滞
- 保証債務の履行(保証会社が肩代わりすること)
- 任意整理(返済しやすいように会社側と話し合うこと)
このような返済トラブルは信用情報に登録されるため、ローン会社は確実に把握しています。最悪の場合、融資自体が受けられなくなる可能性もあるため要注意です。
なぜ収入証明書の提出が必要なのか

カードローンの借り入れでは、原則として収入証明書の提出が必要となっています。その理由を以下で解説していきます。
収入証明書の提出は貸金業法で定められている
貸金業法には、申込者の返済能力をチェックする旨の条文が書かれており、これに則ってカードローン各社は申込者の返済能力を確認する必要があります。
返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。
貸金業法
カードローンには消費者金融と銀行カードローンがあり、消費者金融は貸金業法に則って営業しています。一方、銀行カードローンは銀行法に則っていますが、実質的には貸金業法の考え方をもとにした運営をおこなっています。
このことからカードローンの申し込みの際には、返済能力の有無を確かめる目的で収入証明書の提出が必要となるのです。
収入証明書は返済能力の有無がはっきりわかる
カードローン会社が収入証明書の提出を求める理由として、申込者に返済能力があるかはっきりわかるからです。
口頭や記載での収入申告ではウソをつかれてしまう可能性があります。虚偽の申告をされた場合は貸し倒れのリスクがあるため、会社側としては正式な書面があると安心して貸付できますよね。
最大借入額の判断基準になる
収入証明書を確認することで最大借入額を決定する上での判断基準になります。申込者の収入によって返済できる金額が変わってくるからです。
当たり前ですが、年収2,000万円の人と年収200万円の人とでは返済可能金額に差が出ます。また、総量規制にも照らし合わせる必要があるため、借入額を決定するための判断材料となるのです。
過度な借入れから消費者の皆さまを守るために、年収などを基準に、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されています(総量規制)。
日本貸金業協会
カードローン契約時に必要な書類

ここではカードローン契約時に必要となる書類について説明していきます。
おもに必要となるのは以下の2点です。
- 本人確認書類
- 収入証明書
本記事でも説明しているとおり、上記のうち収入証明書は不要になるケースがあります。
カードローン契約時に必要な書類について、以下で詳しく見ていきましょう。
本人確認書類の提出は必須
前提として、いかなるカードローンであっても本人確認書類は必須です。どこの誰かもわからない人に、お金を貸したくありませんからね。
カードローンに申し込む際は、以下から1つ書類を準備しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
収入証明書として認められている書類
カードローン申し込み時に収入証明書を求められる場合があります。収入証明書は、貸金業法によって認められている以下の書類を提出しましょう。
- 源泉徴収票
- 支払調書
- 給与明細書
- 確定申告書
- 青色申告決算書
- 収支内訳書
- 納税通知書
- 納税証明書
- 所得証明書
- 年金証書
- 年金通知書
引用:日本貸金業協会
収入証明書不要でお金を借りる裏ワザ

ここでは収入証明書不要でお金を借りる裏ワザを紹介します。
「収入証明書の提出が避けられない・・・」と困っている人は参考にしてみてください。
生命保険の「契約者貸付制度」を利用する
契約者貸付制度とは、解約返戻金のうち一定範囲内で保険会社から資金の貸付けを受けられる制度のことです。この制度を使うことで、収入証明書不要でお金を借りられます。
ただし、本来生命保険はお金を借りる目的で加入するものではありません。あくまで最終手段の裏ワザとして考えておきましょう。
クレジットカードのキャッシングでお金を借りる
クレジットカードのキャッシング枠を使うことで、収入証明書不要でお金が借りられます。クレジットカードにキャッシング機能があれば、近くのコンビニATMなどで簡単に借入可能です。
ただし、新規でクレジットカードを発行する場合は収入証明書が必要な場合もあるため注意が必要。
まとめ

「収入証明書が手元にない・・・」と困っている人は、収入証明書が不要になる方法を試しましょう!収入証明書不要でカードローンを利用する方法は以下のとおりです。
- 借入額を50万円未満におさえる
- 他社との合計借入額を100万円未満におさえる
収入証明書不要で借入するなら消費者金融がおすすめ!
収入証明書不要のカードローンおすすめ会社はつぎの5社です。
消費者金融 | 収入証明書不要の条件 |
---|---|
アイフル | 50万円未満の借入 他社借り入れの合計が100万円未満 収入が安定している |
プロミス | 50万円未満の借入 他社借り入れの合計が100万円未満 |
アコム | 50万円未満の借入 他社借り入れの合計が100万円未満 提出済みの収入証明書の日付が3年以内 |
SMBCモビット | 50万円未満の借入 他社借り入れの合計が100万円未満 |
レイクALSA | 50万円未満の借入 他社借り入れの合計が100万円未満 提出済みの収入証明書の日付が3年以内 |
ただし、契約時に収入証明書が必要になるケースも存在します。
具体的には以下のとおり。
- 貸金業法の基準を満たしていない
- 収入が不安定
- 過去に返済トラブルがある
カードローン申し込み時に本人確認書類は必須。次の中から1つを提出しましょう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- パスポート
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
もし収入証明書の提出を求められたら、以下から1つ準備してください。
- 源泉徴収票
- 支払調書
- 給与明細書
- 確定申告書
- 青色申告決算書
- 収支内訳書
- 納税通知書
- 納税証明書
- 所得証明書
- 年金証書
- 年金通知書
引用:日本貸金業協会