「カードローンの選び方がよく分からない」
「消費者金融と銀行カードローンではどっちがよいの?」
はじめてカードローンを利用する方だと選び方が分からない場合があるでしょう。そこで今回は当サイトが行ったクラウドワークス「カードローンに関する独自アンケート」の調査結果をもとにした上手な選び方をご紹介します。
消費者金融がよいのか、銀行カードローンがよいのか、分からない方もご参考ください。
- 消費者金融を選んだ理由をアンケート調査よりご紹介
- 銀行カードローンを選んだ理由をアンケート調査よりご紹介
- アンケート調査により消費者金融をおすすめする人
- アンケート調査により銀行カードローンをおすすめする人
- 消費者金融と銀行カードローンの比較
消費者金融利用者へのアンケート調査結果
まずは消費者金融利用者へのアンケート調査結果をご覧ください。
テレビCMを見たから
【アイフルを利用した20代会社員/年収300万~499万円】
【選んだ理由】
当時、すごとのストレスから収入以上のお金を使ってしまうことがあり 気が付いた時には家賃すら払えないくらい買い物をしてしまった時にテレビでCMを見てすぐにでもお金が必要だったので近くの駅で借入をすることにしました。
【審査時の具体的な内容について】
職場に確認の電話があったのでですがたまたま私が出ることができたので職場の人に知られることはありませんでした。
審査はすぐに通り案内をしてくれた方もとても親切でこちらが疑問に思ったことを細かく説明してくれました。
知名度が高かったから
【アイフルを利用した20代パート・アルバイト/年収:100万~299万円】
【選んだ理由】
急な出費が重なり家賃が払えなくなりそうだったので、知名度も高いということから申し込んで見ることにしました。
申し込みはウェブ完結だったのでたまに感じることがなかったし、周囲にも知られたくないので選んで正解でした。
【審査時の具体的な内容について】
初回と言うこともあり数日は審査に必要になるのかなと思っていましたが、その日にお金を手にすることができたので本当に良いなと感じたし、少し不安になり電話で問い合わせてみたところ、その時の対応も丁寧でした。
CMで親近感があったから
【SMBCモビットを利用した40代会社員/年収:300万~499万円】
【選んだ理由】
どうしてもすぐに多額の資金が必要になり、家の近所にこちらの機械があることを思い出しました。
CMで見ていたこともあり、親近感がありましたし、大手ということもあり、少しネットで調べて評価も悪くなかったのでお願いいたしました。
【審査時の具体的な内容について】
必要書類を記入し、運転免許証の写真を登録し、職場へ在籍確認の連絡をしていただき、過去の借入記録や、ブラックリストにのっていないかを調べて、検査された後、審査に通ることが出来たので出てすぐのATMで即おろすことが出来ました。
職場に電話が来ないから
【SMBCモビットを利用した20代公務員/年収:100万円未満】
【選んだ理由】
生活費が足りなくなってきて、このままでは赤字になってしまうと悩んでいました。
あまり頼れる人もおらず、初めてカードローンを利用しようと決めました。
モビットは、即入金であることや、職場に電話が来ないことが選んだ理由です。
【審査時の具体的な内容について】
事前に調べて、職場への在籍確認はないことを把握していました。
必要事項を入力して、こんなにスムーズにいけて良いのかというぐらい簡単な手続きをネット上で済ませました。
翌日に通帳を確認したところ、入金されていたのですぐ借りることができました。
CMでよく見たから
【プロミスを利用した20代学生/年収:100万~299万円】
【選んだ理由】
クレジットカードの支払いがあり給料だけでは足りず、今すぐにお金を借りたいと思い、カードローンができる会社を探しました。
その際にらネットで探したところ評判もよさそうでらCMでもよくみたプロミスを選ぶことにしました。
【審査時の具体的な内容について】
職場への在籍確認がいやだったので、オペレーターにその旨を伝えたら収入証明書を提出すれば電話確認は不要とのことで安心できました、
オペレーターの人も優しく丁寧に教えてくれたのでよかったです。
審査は3時間くらいでメールで通過連絡がきました。すぐに振り込んでくれました。
無利息期間が魅力だったから
【プロミスを利用した40代主婦/年収:100万円未満】
【選んだ理由】
すでに銀行のカードローンを借りていたが、それとは別に限度額以上のお金が必要になったため、テレビなどで放送されているプロミスを選びました。
無利息期間が設けられていることと、返済額が少ないことが魅力でした。
【審査時の具体的な内容について】
先に、ネットから手続きをし入力終了後30分過ぎたあたりで、在籍確認の電話がありました。
女性の方から個人名で連絡がありました。
そこで、確認が取れたことと結果が出てからのことのお話がありました結果が出るまで全部で1時間くらいでした。
その後、確認書類を提出のため、近くのATMへ行きモニター越しで確認後、ATMから借りられました。
近くに無人案内所があったから
【アコムを利用した20代会社員/年収:300万~499万円】
【選んだ理由】
収入が少なく、現金に困っていたので近くに無人案内所があったため選びました。
インターネットでの事前審査など行っていて、待ち時間を少なくできるというところにも魅力的でした。
返済金額もはじめのうちは少額から返済できたので返済計画も立てやすいと思います。
【審査時の具体的な内容について】
スマホから事前審査で申し込みをしました。
入力完了した後、約30分くらいで事前審査通過の連絡がありました。
そのまま無人案内所へ行き、ガイダンスに従い機器の操作を行いました。
職場への確認も特にありませんでした。
そうすると15分程度でカードの発行まで完了することができ、当日に借りることができました。
CMでよく見ていたから
【レイクALSAを利用した40代会社員/年収:300万~499万円】
【選んだ理由】
出先で財布を落としてしまい、人と会う約束もあるし、帰りの交通費どうしよう…と悩んでいたがCMでよく見ていたレイクALSAならなんとなく抵抗なくお店にも入れるし、相談しやすいかなと思いレイクALSAさんを選びました。
【審査時の具体的な内容について】
審査時は特に難しい事はなく、契約機の指示に従いながら書類を提出したり、オペレーターさんに教えてもらいながら申込をし、1時間もかからないくらいで審査通過。
すぐにカードも発行され、ピンチだったので本当に助かりました。
誰にもバレそうになかったから
【レイクALSAを利用した30代パート・アルバイト/年収:100万~299万円】
【選んだ理由】
審査に落ちなければどこでもよかった。
その時働いていた所の給料が低すぎていろいろと大変だったので。
その月その月を生きる事に精一杯でした。ネットで調べて誰にもバレなければいいとおもっていたのもたしかです。
【審査時の具体的な内容について】
私自身への携帯に連絡だけだったのでよかったです。
誰にもばれたくなかったし、アプリをダウンロードすればそこからできるのでとても助かりました。
電話とか苦手なのでメールやアプリからのでできたのはよかったです。
消費者金融をおすすめする人|融資スピード・無人契約機・無利息サービスなどの選び方
上記のアンケート調査結果を踏まえ、消費者金融をおすすめする人は以下の通りです。
【消費者金融をおすすめする人】
- CMで知名度の高い大手から借りたい
- 収入が少なく審査に不安がある
- 当日中にお金を借りたい
- 周囲の人や職場の人に知られたくない
- 無人契約機から申し込みしたい
- 無利息サービスを利用したい
CMによる知名度の高さで選びたい
大手消費者金融によってはテレビCMを流しています。今回のアンケート調査では、CMによる知名度の高さで大手消費者金融を選んでいる方がよく見られました。
アイフルでは「そこに愛はあるんか」をキャッチフレーズとしたCMを流しており、テレビでご覧になった方は多いでしょう。消費者金融の場合、知名度の低い中小より知名度の高い大手のほうが借りやすいことが伺えます。
【Youtubeアイフル公式チャンネルより】
審査の通過しやすさで選びたい
カードローンの審査は収入が高いほど有利になりやすいです。正社員と比べると収入が少ない傾向にあるアルバイト・パートの方だと審査に通過するのか、不安になる場合があるでしょう。
しかし、消費者金融利用者へのアンケート調査結果によると、年収100~299万円のアルバイト・パートの方でも審査に通過しています。年収が低めでも安定していれば、消費者金融の審査通過が期待できるでしょう。
融資スピードの速さで選びたい
大手消費者金融は融資スピードの速さが大きな特徴です。今回のアンケート調査では消費者金融より当日中に借りられたといった回答が見られました。各社の融資スピード比較表をご覧ください。
【融資スピード比較表】
会社 | 融資スピード* |
---|---|
アイフル | 最短25分 |
アコム | 最短30分 |
SMBCモビット | 最短当日 |
プロミス | 最短30分 |
レイクALSA | 最短25分 |
※申し込みの時間帯や審査状況などによって融資までの時間が異なります。
銀行カードローンでは即日融資が受けられません。それは審査時に警察庁データベースへの接続が必要であり、照会結果は最短でも翌日だからです。そのため、比較的スピーディーな銀行カードローンであっても審査回答は最短翌営業日です。
即日融資を受けたい方は銀行カードローンではなく、消費者金融を選びましょう。
職場連絡の有無で選びたい
カードローンでは審査時に勤務先への在籍確認を行うのが一般的です。勤務先への在籍確認は電話が基本となるため、職場の人に知られないか心配になる方は多いでしょう。
今回のアンケート調査では、消費者金融へ申し込みしても勤務先に連絡されなかったといった回答が見られました。
大手消費者金融によっては勤務先への連絡が原則ありません。職場の人に知られたくない方にも便利なのが大手消費者金融です。各社の在籍確認の対応状況をご覧ください。
【在籍確認の対応状況】
会社 | 在籍確認の対応状況 |
---|---|
アイフル | 原則職場への連絡なし(公式HPで確認) |
アコム | 個別事情などで相談可(公式HPの自動チャットサービスで確認) |
SMBCモビット | WEB完結申込で原則職場への連絡なし(公式HPで確認) |
プロミス | 原則職場への連絡なし(公式HPの自動チャットサービスで確認) |
レイクALSA | 電話から書類への相談可(公式HPで確認) |
銀行カードローンでは電話で在籍確認する場合が多いです。職場への連絡が困る方は銀行カードローンではなく、大手消費者金融を選びましょう。ただし、申込内容や審査内容によっては勤務先に電話が入ります。
無人契約機の有無で選びたい
大手消費者金融では申し込みから審査、契約、カード発行までその場で完結する無人契約機を全国各地に設置しています。今回のアンケート調査では、抵抗なく無人契約機の中に入れたといった回答が見られました。
無人契約機の中はプライバシーが確保されていますので、周囲の人に知られたくない方も大手消費者金融を選びましょう。
無人契約機から申し込むと審査完了までの待ち時間が発生する場合があります。待ち時間を節約したいときは事前にWEBで申し込んでおき、審査に通過してから無人契約機への来店がおすすめです。
無人契約機でカードを受け取り次第、併設のATMコーナーまたは提携ATM(コンビニや金融機関など)よりすぐに出金できます。
ただし、営業時間内に無人契約機へ来店しないといけません。各大手消費者金融が設置する無人契約機の営業時間は以下の通りです。
【無人契約機の営業時間*】
会社 | 無人契約機の営業時間 |
アイフル | 平日・土日祝日:9時~21時 |
アコム | 平日・土日祝日:9時~21時 |
SMBCモビット | 平日・土日祝日:9時~21時 |
プロミス | 平日・土日祝日:9時~21時 |
レイクALSA | 平日・土曜・祝日:9時~22時/日曜:9時~19時 |
※無人契約機によって営業時間が異なる場合があります。
無人契約機の営業時間終了間際に来店して申し込んだ場合、審査が翌日扱いとなる場合があります。無人契約機から申し込んで即日融資を受けたい方は、15時頃までの来店がおすすめです。
無利息サービスの有無で選びたい
今回のアンケート調査では、無利息サービスに魅力を感じて大手消費者金融を選んだといった回答が見られました。大手消費者金融で提供しているのが、以下のような無利息サービスです。
【大手消費者金融の無利息サービス*】
アイフル | 最大30日間無利息(契約日の翌日から) |
アコム | 最大30日間無利息(契約日の翌日から) |
プロミス | 30日間無利息(出金日の翌日から) |
レイクALSA | 60日間無利息(WEB申込限定)・5万円まで180日間無利息(契約日の翌日から) |
※無利息サービスには適用条件があります。
SMBCモビットには無利息サービスがありません。大手消費者金融の無利息サービスを利用したい方はアイフル・アコム・プロミス・レイクALSAより選ぶとよいでしょう。
レイクALSAなら60日間無利息(WEB申込限定)・5万円まで180日間無利息の2つよりお得なほうを選べます。
銀行カードローン利用者へのアンケート調査結果
銀行カードローン利用者へのアンケート調査結果は以下の通りです。
口座をすでに使用していたから
【楽天銀行カードローンを利用した40代会社員/年収:300万~499万円】
【選んだ理由】
楽天銀行の口座をすでに使用しており広告をよく目にしていました。
決め手となったの、新規で契約すると楽天ポイントの付与のサービスがあり借り入れをするつもりは無かったのですがとりあえず審査を受けてみて通ったので契約したという流れです。
【審査時の具体的な内容について】
最初は借り入れをするつもりもなかったので、在籍確認に関してもなんの後ろめたさもなく社内の人に自分あての連絡が来るかもしれない事を伝えました。
程なくして連絡がきたみたいですが普通に終わり、確か次の日には審査が通ったメールが来たという流れで、淀みなく話が進みました。
ネット広告や口コミを見たから
【楽天銀行カードローンを利用した20代会社員/年収:100万円未満】
【選んだ理由】
ネット広告で出てきたので利用しました。
その時はちょうど結婚式もありお金が多少なりとも必要であったため口コミなどもみて楽天銀行カードローンを使用することにしました。
返済の目処もある程度あったため不安はありませんでした。
【審査時の具体的な内容について】
収入なども問題ないと言われており、会社名もまあまあの企業であったのですぐに審査通知の連絡が来てすぐに利用することができました。
消費者金融より安心感があったから
【三菱UFJ銀行バンクイックを利用した20代会社員/年収:100万~299万円】
【選んだ理由】
どうしてもお金が必要で知人に相談した時、その知人も使ったことがあるというバンクイックを紹介されました。
普段使っている銀行のカードローンのため、消費者金融よりも安心感があると思い、利用させていただくことにしました。
【審査時の具体的な内容について】
職場への在籍確認の連絡が来るのがが嫌だったので、その旨を伝えたうえでの申請だったはずですが、実際は職場宛てに電話確認が来たのがガッカリでした。
審査結果を確認できるまでは、一週間くらいかかったような記憶があります。
毎月給与が振り込まれている銀行だったから
【三井住友銀行カードローンを利用した30代会社員/年収:500万~699万円】
【選んだ理由】
給料日前に手持ちの金が不足し、給料日までの間だけ手持ち現金が必要になる状況がありました。
給与振込で使用している三井住友銀行であれば審査も通りやすいのではないか?また毎月給与が振り込まれるので返済が簡単だと思い選びました。
【審査時の具体的な内容について】
Webで申込みを行い、結果もWebでした。Webで必要項目を入力で、銀行口座を所有している旨の確認程度で申請はスムーズでした。
最短2日で回答がある旨の連絡があり、2日後に審査OKの連絡が来て、銀行またはコンビニのATMで借り入れ、返済が可能になりました。
普段から利用している銀行だったから
【三井住友銀行カードローンを利用した40代会社員/年収:700万~999万円】
【選んだ理由】
私立中学に通わせている娘の修学旅行の費用と、妹通っている塾の夏期講習費用が重なりちょうど賞与の削減があったため、塾の夏期費用として借り入れました。
普段から利用している銀行であった事もあり申込みがすでに出来ていた事も利用した理由の一つです。
【審査時の具体的な内容について】
以前に同銀行で住宅ローンを組んだことがありその際、一緒に申し込みを行員から勧められた。
住宅ローン審査と同時の申込みだった為、書類としては収入証明書や実印証明書なども一緒に提出していたと思う。
実際の借り入れに関しては、ネットから申込みを行い翌日には口座に振り込まれていた。
すでにキャッシュカードを持っていたから
【みずほ銀行カードローンを利用した20代契約社員/年収:100万~299万円】
【選んだ理由】
みずほ銀行の普通預金キャッシュカードを持っていたため。
キャッシュカードを持っていると、ローン機能を追加するだけで、そのまま口座から借入ができるため。
手続きも来店不要で、郵送でできるため簡単。また、24時間コンビニATMから借入できるのも魅力だった。
【審査時の具体的な内容について】
審査は長かった。【ただいま審査中です】のメールは1時間以内にきたが、それから音沙汰がないため落ちたと思っていた。
審査が通ったとメールがきたのは3日目。ただ、郵送で手続きしたため、通常より審査が遅れただけかもしれないが。
消費者金融から借り換えしたかったから
【みずほ銀行カードローンを利用した20代会社員/年収:300万~499万円】
【選んだ理由】
すでに消費者金融系で借入をしていたが、金利の低いカードローンに借り換えしてまとめたく、銀行系の商品を中心に探した。
ネットでの評判や自分の持っている銀行口座との兼ね合いも見て、みずほ銀行のカードローンを選んだ。
【審査時の具体的な内容について】
銀行系のカードローンなので、即日結果が来て借り入れは難しく、審査に時間はかかるが、金利が低く借り入れを行えるのが魅力なので、長い目で見たら得だと思う。
銀行カードローンをおすすめする人|金利の低さ・消費者金融からの借り換え・給与振込口座などの選び方
上記のアンケート調査結果を踏まえ、銀行カードローンをおすすめするのが以下に当てはまる人です。
【銀行カードローンをおすすめする人】
- なるべく低め金利で借りたい
- 消費者金融から借り換えしたい
- 所有口座の銀行から借りたい
- 給与振込口座の銀行から借りたい
- 住宅ローン利用者への金利優遇がある銀行から借りたい
- キャッシュカードで借りたい
金利の低さで選びたい
今回のアンケート調査では金利の低さで銀行カードローンを選んでいる方が見られました。金利は消費者金融よりも銀行カードローンのほうが低い傾向にあります。
消費者金融と銀行カードローンの金利を比較してみましょう。
【金利の比較表】
会社・商品 | 金利 |
---|---|
アイフル | 年3.0%~18.0% |
アコム | 年3.0%~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
レイクALSA | 年4.5%~18.0% |
楽天銀行カードローン | 年1.9%~14.5% |
三菱UFJ銀行バンクイック | 年1.8%~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0% |
大手消費者金融は最大年18.0%ほど、銀行カードローンは最大年14.5%ほどが金利の目安です。大手消費者金融と銀行カードローンの金利差は年3.5%ほどですが、まとまった資金を借りると大きな利息差が生じる場合があります。
カードローンの利息は「借入額×金利÷365日×利用日数」で計算可能です。年18.0%と年14.5%の金利で30万円借りた場合、1年間で生じる利息差を試算してみましょう。
【利息の試算結果*】
金利 | 1年間の利息 |
年18.0% | 54,000円 |
年14.5% | 43,500円 |
利息差 | 10,500円 |
※試算結果と実際の利息とは異なる場合があります。
簡易的な試算結果ではありますが、金利年18.0%と年14.5%では1年間で1万円ほどの利息差が生じました。なるべく利息を節約したい方は銀行カードローンを選ぶとよいでしょう。
また、すでに消費者金融から借りている方は、銀行カードローンへの借り換えにより利息の節約が期待できます。たとえば金利年18.0%でアイフルより借りている方が、金利年14.0%のみずほ銀行カードローンへ借り換えした場合、年4.0%の利息を節約できる計算です。
口座開設の有無で選びたい
今回のアンケート調査では、口座を持っている銀行のカードローンを選んだといった回答が見られました。
みずほ銀行カードローンなど、銀行カードローンによっては自行口座が必須です。自行口座がない方は新規開設が必要となるため、銀行カードローン申込時の手間がかかるでしょう。
しかし、自行口座をすでに持っている方は新規開設の手間をかけずに銀行カードローンへ申し込めます。以下の銀行カードローンなら他行口座しか持っていない方でも口座開設不要です。
【口座開設なしで申し込める銀行カードローン】
商品 | 申込時の口座開設 |
楽天銀行カードローン | なしでも可(自動引き落としは他行口座も指定可) |
三菱UFJ銀行バンクイック | なしでも可(自動引き落としは自行口座のみ) |
三井住友銀行カードローン | なしでも可(自動引き落としは自行口座のみ) |
他行口座より自動引き落としで返済したい方は楽天銀行カードローンを選ぶとよいでしょう。
給与振込口座の銀行を選びたい
今回のアンケート調査では、給与振込口座の銀行が提供するカードローンを選んだといった回答が見られました。
口座に給与が振り込まれている銀行のカードローンは審査が有利になる可能性があります。それは定期的な給与の口座振込により、安定した収入を得ていることが銀行カードローンの審査時に分かるからです。
多くのカードローンで「安定した収入」という申込条件を設けています。不安定な収入の方はカードローンの審査が不利になりやすいです。
金融庁 銀行カードローンのフォローアップ調査には、自行が保有する口座情報も審査時に活用しているといった内容が記載されています。審査を少しでも有利にしたい方は、給与振込口座の銀行が提供するカードローンを選ぶとよいでしょう。
住宅ローン利用中の銀行を選びたい
今回のアンケート調査では、住宅ローンを利用している銀行のカードローンを選んだといった方が見られました。以下の銀行カードローンでは自行の住宅ローンを利用していると金利優遇が受けられます。
【住宅ローンの利用で金利優遇する銀行カードローン】
商品 | 金利優遇(通常の金利→適用後の金利) |
三井住友銀行カードローン | 年1.5%~14.5%→年1.5%~8.0% |
みずほ銀行カードローン | 年2.0%~14.0%→年1.5%~13.5% |
三井住友銀行の住宅ローンを利用している方は三井住友銀行カードローン、みずほ銀行の住宅ローンを利用している方はみずほ銀行カードローンを選ぶと金利優遇による利息節約が期待できます。
キャッシュカードで借りられる銀行を選びたい
今回のアンケート調査では、キャッシュカードを持っているといった理由で銀行カードローンを選んだ方が見られました。以下の銀行カードローンでは手元にあるキャッシュカードでも借りられます。
【キャッシュカードで借りられる銀行カードローン】
- 三井住友銀行カードローン(自行の普通預金口座を持っている場合)
- みずほ銀行カードローン(自行の普通預金口座を持っている場合/キャッシュカード兼用型の場合)
審査通過→契約完了→ローンカード到着後に利用開始となる銀行カードローンが一般的です。(ローンカード到着前に振込融資が受けられる場合あり)しかし、上記の三井住友銀行・みずほ銀行カードローンなら契約完了後、すぐにキャッシュカードで借りられます。ローンカードの到着まで待つ必要はありません。
三井住友銀行のキャッシュカードを持っている方は三井住友銀行カードローン、みずほ銀行のキャッシュカードを持っている方はみずほ銀行カードローンを選ぶとよいでしょう。
アンケート調査対象者が選んだ消費者金融5社を比較
次からはアンケート調査対象者が選んだ消費者金融5社を比較してみましょう。
【消費者金融5社の比較表】
比較項目/会社 | アイフル | アコム | SMBCモビット | プロミス | レイクALSA |
---|---|---|---|---|---|
金利 | 年3.0%~18.0% | 年3.0%~18.0% | 年3.0%~18.0% | 年4.5%~17.8% | 年4.5%~18.0% |
利用限度額 | 最高800万円 | 最高800万円 | 最高800万円 | 最高500万円 | 最高500万円 |
融資スピード | 最短25分 | 最短30分 | 最短当日 | 最短30分 | 最短25分 |
無利息サービス | 最大30日間 | 最大30日間 | なし | 30日間 | 60日間(WEB申込限定)・5万円まで180日間 |
その他の特徴 | カードレス契約なら郵送物なし | WEBなら最短10秒で振込 | WEB完結申込なら原則勤務先への連絡なし | アプリローンならスマホで借り入れまで完結 | WEBなら最短15秒で審査結果表示 |
アイフル・レイクALSAなら最短25分の融資スピードです。とにかく急ぎで借りたいという方は、アイフルまたはレイクALSAを選ぶとよいでしょう。
ただし、アイフルの審査回答時間は9時~21時です。アイフルへ夜間に申し込むと翌営業日の午前中に審査回答となる場合があります。レイクALSAへWEBで申し込んだ場合、即日融資を受けるには21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了*が必要です。
※審査と必要書類の確認含む
申し込みから契約完了まで申込フォームでの入力時間、必要書類の準備時間、契約手続きの時間などがかかりますので、急ぎのときは15時までの申し込み開始がおすすめです。
アンケート調査対象者が選んだ銀行カードローン4社を比較
アンケート調査対象者が選んだ銀行カードローン4社の比較は以下の通りです。
【銀行カードローン4社の比較表】
比較項目/商品 | 楽天銀行カードローン | 三菱UFJ銀行バンクイック | 三井住友銀行カードローン | みずほ銀行カードローン |
---|---|---|---|---|
金利 | 年1.9%~14.5% | 年1.8%~14.6% | 年1.5%~14.5% | 年2.0%~14.0% |
住宅ローン利用者への金利優遇 | なし | なし | あり | あり |
利用限度額 | 最高800万円 | 最高500万円 | 最高800万円 | 最高800万円 |
審査時間 | 最短翌日~数日 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日 | 最短翌営業日(WEB申込の場合) |
キャッシュカードでの借り入れ | なし | なし | あり | あり |
その他の特徴 | 楽天会員は審査優遇あり(一部除く) | 借入・返済時のATM利用手数料無料 | コンビニ提携ATMの利用手数料無料 | 毎月の返済は2,000円から |
消費者金融のような即日融資は受けられませんが、上記4社の銀行カードローンともに比較的審査がスピーディーです。ただし、みずほ銀行カードローンの場合、申込方法によって審査時間が以下のように変わります。
【みずほ銀行カードローン申込方法ごとの審査時間】
申込方法 | 審査時間 |
WEB | 翌営業日以降 |
店頭窓口 | 翌々営業日以降 |
郵送 | 申込書到着後、翌々営業日以降 |
電話 | 申込受付後、翌々営業日以降 |
みずほ銀行カードローンより急ぎで借りたいときはWEBより申し込みするとよいでしょう。
消費者金融・銀行カードローンに関するよくある質問
次からは、消費者金融・銀行カードローンに関するよくある質問と答えについてご紹介します。
消費者金融の審査は甘いですか?大手だとどこが審査に通りやすいですか?
銀行と比べると審査に通りやすいとされる消費者金融ですが、その審査は甘いものではありません。消費者金融各社の成約率(審査通過率)をご覧ください。
【審査通過率】
会社 | 審査通過率 |
アイフル | 29.4%~37.5%(2021年4月~2022年3月*1) |
アコム | 40.3%~44.3%(2021年4月~2022年3月*2) |
プロミス | 37.0%~40.7%(2021年4月~2022年3月*3) |
レイクALSA | 33.1%~36.8%(2020年9月~2022年6月の四半期ごと*4) |
※1 参照:アイフル公式HP 月次データ
※2 参照:アコム公式HP マンスリーレポート
※3 参照:SMBCコンシューマーファイナンス公式HP 月次データ
※4 参照:新生銀行公式HP 四半期決算情報
時期によって異なりますが、上記消費者金融へ申し込んだ人のうち、審査に通過している人は30%~40%ほどです。レイクALSAの審査通過率は40%を下回っており、申し込んだ人のうち60%ほどが審査に落ちています。
必ず審査に通過するといった保証はありませんが、審査に不安がある方は審査通過率が若干高めなアコムがねらい目となるでしょう。
借りられる金額は消費者金融より銀行カードローンのほうが多いですか?
銀行カードローンによっては最高1,000万円の利用限度額です。利用限度額が最高500万~800万円の消費者金融と比べると、銀行のほうが多く借りられるイメージがあるでしょう。
しかし、多くの銀行カードローンで以下のような自主規制を設けており、融資額には年収に対する上限があります。
【銀行カードローンの自主規制*】
- 融資額は年収3分の1まで(102行中14行)
- 融資額は年収2分の1まで(102行中83行)
- 融資額は年収同額まで(102行中5行)
※参照:金融庁 銀行カードローンのフォローアップ調査について
※2019年時点
消費者金融は総量規制により年収3分の1を超える借り入れは原則できません。(他社借入も含む)年収3分の1までの自主規制を設ける銀行カードローンだと、総量規制と同等の制限を受けるでしょう。
大手消費者金融より最速で借りる方法はありますか?
大手消費者金融より最速で借りたいときにおすすめするのが以下の手順です。
【最速で借りる手順】
- WEBより申し込む
- 申込完了後、コールセンターへ電話する
他の申込者が多くて混雑している場合、自身の審査が受けられるまで時間がかかる場合があります。しかし、上記の手順で申し込むと審査を優先してもらえるのです。
ただし、どの消費者金融でも審査優先してもらえるわけではありません。WEB申込後、コールセンターへの電話で審査を優先してもらえるのは、アイフルとSMBCモビットです。コールセンターへつながったらオペレーターに「即日融資を希望します」と伝えるとよいでしょう。
アイフルもSMBCモビットもコールセンターの営業時間は9時~21時です。急ぎのときは21時ギリギリではなく、余裕を持った時間帯にコールセンターへ電話しましょう。
無人契約機はどうやって操作するのですか?
無人契約機の操作手順をレイクALSAの場合でご紹介します。
【レイクALSA無人契約機の操作手順】
- 「はじめてのお申込み ご契約手続き」ボタンを押す
- 事前に申し込んでいない方は「いいえ」のボタンを押し、必要事項に入力する
- 本人確認書類(運転免許証など)を無人契約機にセットする
- 無人契約機の画面で審査結果を確認する
- 契約内容確認書が発行されたら内容をよく確認し、「確認」ボタンを押す
- カードが発行されたら受け取る
審査状況によって異なりますが、無人契約機での申し込みからカード発行まで最短30分が目安です。無人契約機の操作手順が分からないときは、添え付けの電話よりオペレーターに質問するとよいでしょう。
消費者金融でも銀行カードローンでも収入証明書は必要ですか?
消費者金融の場合、以下の条件に当てはまる方は収入証明書(源泉徴収票や給与明細書など)の提出が必要です。
【消費者金融での収入証明書提出条件*】
- 50万円超の利用限度額を希望
- 他社借入額と利用限度額の合計が100万円超
※その他、消費者金融によっては前回の提出から3年以上経過している場合、必要と判断した場合も提出
いっぽう、銀行カードローンでは過剰融資を防ぐため、収入証明書の提出条件を厳しい内容へと変更しています。2019年時点、120行中108行*で収入証明書の提出条件が利用限度額50万円超です。
※参照:金融庁 銀行カードローンのフォローアップ調査について
銀行カードローンでも消費者金融と同等の収入証明書提出条件となるでしょう。
まとめ
今回のアンケート調査を踏まえ、消費者金融・銀行カードローンの上手な選び方をまとめてみましょう。
消費者金融を選ぶとよい人 | 銀行カードローンを選ぶとよい人 |
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・CMで知名度の高い大手より借りたい ・即日融資を受けたい ・銀行の厳しい審査には不安がある ・無利息サービスを利用したい ・周囲の人や勤務先の人に知られたくない ・無人契約機より受け取ったカードですぐに出金したい | ・消費者金融だと不安がある ・なるべく利息の負担を抑えたい ・消費者金融から借り換えしたい ・口座を持っている銀行より借りたい ・住宅ローン利用中の銀行より借りたい ・普通預金口座のキャッシュカードで借りたい |
銀行の審査に自信がある方は、銀行カードローンを選ぶと利息の節約が期待できます。銀行の審査に不安がある方は、消費者金融への申し込みがおすすめです。
また、年収100~299万円のパート・アルバイトの方でも消費者金融の審査に通過しているアンケート調査の対象者が見られます。年収が低めでも安定していれば、審査通過の期待値が高まるでしょう。