「少しでも低金利で借りたい!」「低い金利でオトクに借入できる会社とは?」このように思っている人は多いでしょう。
初めてカードローンを利用する際、ほとんどの人が気になるのは「金利」のことです。少しでも低金利で借りたいと思うのは当然ですよね。しかし、カードローン選びで失敗すると「思ったより金利が高かった・・・」と後悔してしまうでしょう。
この記事では、初めての人にもおすすめできる低金利のカードローンを紹介します。また、低金利のカードローンを選ぶコツや見落としがちなポイントについても解説。
- おすすめの低金利カードローン5選!あなたに向いている会社がわかる
- 「低金利」といえば銀行カードローン!金利が安い理由やデメリットがわかる
- 失敗なし!低金利のカードローンを選ぶコツがわかる
約3分で読めて「オトクに借入できた!」「カードローンを選びで迷わなくなった!」と思うことでしょう。気になる人は最後まで見ていってください!
カードローン金利の基礎知識

カードローンを利用するときまず気になるのが金利ですよね。金利は返済計画にも影響するため、前提として基礎知識を覚えておく必要があります。
ここでは、カードローンを利用する際に覚えておく基礎知識を紹介します。
金利は上限20%と定められている
金利を一言で説明すると、借入の際にかかる手数料のようなもの。金融機関からお金を借りる場合に必ず支払うものです。カードローンの金利は会社によって異なりますが、上限利息は20%と定められています。
法務省:改正利息制限法の施行
借入限度額が大きいほど金利が下がる
カードローンの金利は、借入限度額が大きいほど下がる仕組みとなっています。こちらについても、貸付金額ごとの上限金利が設定されています。
貸付金額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 20.0% |
10~100万円未満 | 18.0% |
100万円以上 | 15.0% |
上記の上限金利があるため、カードローン各社では借入金額が大きくなるほど金利が下がる仕組みになっています。
低金利のカードローンおすすめ5選

ここでは、低金利でおすすめできるカードローンを紹介していきます。おすすめ5選は以下のとおりです。
会社 | 金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 2.0~14.0% |
三井住友銀行カードローン | 1.5~15.0% |
ジェイスコア | 0.8~15.0% |
三菱UFJ銀行バンクイック | 1.8~14.6% |
PayPay銀行カードローン | 1.59~18.0% |
具体的にどのような特徴があるのか、以下で見ていきましょう。
みずほ銀行カードローンで住宅ローンを利用していれば金利0.5%優遇

みずほ銀行カードローンの金利は2.0~14.0%と低水準となっています。さらには、みずほ銀行の住宅ローンを利用中であれば金利0.5%の優遇。
本カードローンのご利用店でみずほ銀行の住宅ローンをご利用いただいている場合、基準金利から年0.5%金利を引き下げます。
みずほ銀行
通常2.0〜14.0%の金利が、住宅ローンを利用することで1.5〜13.5%まで優遇。オトクにカードローンが利用できます。
三井住友銀行カードローンは利用期間が長いほど金利が下がる
三井住友銀行カードローンの金利は1.5~15.0%で、継続利用の特典として2~5年目で毎年0.3%の金利優遇が受けられます。
例えば、最大金利15.0%で継続利用した場合、以下のように金利が下がっていきます。
年数 | 優遇金利 | 実質年率 |
---|---|---|
1年目 | 0% | 15.0% |
2年目 | 0.3% | 14.7% |
3年目 | 0.6% | 14.4% |
4年目 | 0.9% | 14.1% |
5年目 | 1.2% | 13.8% |
上記のように毎年0.3%ずつの金利優遇を受けられ、5年目には13.8%もの低金利で借入できます。一度下がった金利が再び上昇することもないため安心ですよね。
J.Score(ジェイスコア)は「AIスコア診断」で金利が決まる

J.Score(ジェイスコア)とは、みずほ銀行とソフトバンクが共同で設立した金融会社です。AI(人工知能)を使って融資するという新しい発想のサービスを展開しています。
ジェイスコアの金利は0.8~15.0%ですが、貸付条件の決め方がかなり独特。「AIスコア診断」と呼ばれる質問事項に回答し、スコアが高いほど金利が安くなります。仮に点数が低くても、以下を実施することでスコアアップが狙えます。
- 追加の質問に答える
- 生活習慣の改善を実行する(ハビットチェンジ)
- みずほ銀行・ソフトバンクと情報提携する
上記の方法でスコアアップができるため、思いのほか低金利で借入できる可能性も。気になる人はジェイスコアのAIスコア診断を試してみましょう。
三菱UFJ銀行バンクイックは金利1.8~14.6%でATM手数料無料
三菱UFJ銀行バンクイックの金利は1.8~14.6%。メガバンクの強みを活かした低金利を実現しています。バンクイックはATM手数料がいつでも無料。低金利+手数料無料でオトクに借入できます。
「バンクイックカード」を使って、当行またはセブン銀行ATM・ローソン銀行ATM・イーネットATMから、現金でのお借り入れとご返済が可能です。もちろん、ATM利用手数料は無料です。
三菱UFJ銀行バンクイック
ただし、ATM取引できない時間帯があるため注意が必要。事前に確認しておきましょう。
- 0:10~23:50の間は利用可能
- ただし毎週月曜日の1:00~5:00、毎月第2土曜日の21:00~翌朝7:00を除く
PayPay銀行カードローンの最低金利は最安レベルの1.59%
PayPay銀行カードローン最低金利は1.59%と、カードローン業界でも最安レベルを誇っています。他の銀行カードローンと比較していきます。
会社 | 金利 |
---|---|
PayPay銀行カードローン | 1.59% |
楽天銀行スーパーローン | 1.9% |
みずほ銀行カードローン | 2.0% |
イオン銀行カードローン | 3.8% |
多くの銀行カードローンは最低金利が大体2.0~4.0%の範囲であるため、PayPay銀行カードローンの低金利が際立ちますよね。
ただし、最低金利で借入するには1,000万円の融資を受ける必要があります。この場合、多くの人は総量規制(引用:日本貸金業協会)に抵触するため、最低金利での借入は現実的ではないでしょう。
低金利での借入は「銀行カードローン」がおすすめ

結論から言うと、低金利で借入したいのであれば銀行カードローンがおすすめです。その理由を以下で解説していきます。
銀行カードローンの金利は消費者金融と比べて低い
銀行カードローンの金利は消費者金融と比較して低い傾向にあります。両者の金利を比較していきます。
銀行カードローン | 金利 |
---|---|
イオン銀行カードローン | 3.8~13.8% |
みずほ銀行カードローン | 2.0~14.0% |
楽天銀行スーパーローン | 1.9~14.5% |
三菱UFJ銀行バンクイック | 1.8~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 1.5~15.0% |
消費者金融 | 金利 |
---|---|
アイフル | 3.0~18.0% |
プロミス | 4.5~17.8% |
アコム | 3.0~18.0% |
SMBCモビット | 3.0~18.0% |
レイクALSA | 4.5~18.0% |
消費者金融の金利は3.0~18%の範囲なのに対し、銀行カードローンは1.5~15.0%と低くなっています。金利を重視するのであれば、銀行カードローンで融資を受けたほうが良いでしょう。
銀行カードローンが低金利の理由
銀行カードローンが低金利でもやっていける理由は、会社の経営基盤が安定しているから。貸金業のみで運営している消費者金融とはちがい、銀行は預金や為替業務などでの資金調達が可能です。
資金源が豊富な銀行の強みがあるからこそ、金利相場が1.5~15.0%のような低金利を実現できているのです。
銀行カードローンのデメリット

低金利のメリットがある銀行カードローンですが、実はデメリットも存在します。
- 低金利である代わりに審査が厳しい
- 即日融資ができない
- 契約と同時に口座開設する場合が多い
- 初回無利息期間のサービスがない
銀行カードローンのデメリットについて、以下で詳しく解説していきます。
低金利である代わりに審査が厳しい
銀行カードローンは審査が厳しいというデメリットがあります。理由としては、金利が低いと貸し倒れのリスクが大きくなるから。というのも、低金利だと利用者が借りすぎてしまうため、返済が滞ってしまいやすくなるということです。
このことからローン会社は利用者の返済能力をシッカリ確認する必要があり、審査が厳しくなってしまいます。
即日融資ができない
銀行カードローンは即日融資ができません。理由は以下のとおりです。
- 警視庁データベースの照会に最低1日かかる
-
銀行カードローンで融資をおこなう際、警視庁データベースへの照会が義務づけられています。その手続きに最低でも1日以上かかってしまうため、即日融資はできません。
- 過度な融資が起こらないよう審査に時間をかけている
-
過去に銀行カードローンで過度な融資を行い、利用者が返済できず自己破産に陥るパターンが多くみられました。このことから多くの銀行は、利用者に返済能力があるかの審査に時間をかけるようになっています。
上記のことから、銀行カードローンの融資には最低1日かかってしまいます。急ぎで借入したい人は即日融資が可能な消費者金融を検討しましょう。
契約と同時に口座開設する場合が多い
銀行カードローンは申し込みと同時に口座開設を求めてくる場合があります。借入・返済は申込銀行の口座のみというパターンもあり、使い勝手が悪さがデメリットといえるでしょう。ただし、最近では口座開設不要の銀行カードローンも増えてきています。
- 三菱UFJ銀行バンクイック
- 三井住友銀行カードローン
- イオン銀行カードローン
上記の銀行カードローンは口座開設が不要なため、面倒な手続きを省きたい人は検討してみましょう。
初回無利息期間のサービスがない
消費者金融とちがい、銀行カードローンは初回無利息期間のサービスがありません。そのため、初めて利用する人に対しても設定通りの金利が適用されます。ちなみに、消費者金融の初回無利息期間は以下のとおりです。
消費者金融 | 初回無利息期間 |
---|---|
アイフル | 30日 |
プロミス | 30日 |
アコム | 30日 |
SMBCモビット | 30日 |
レイクALSA | 30日/60日/180日 |
上記のように、大手消費者金融には無利息で借入できる期間が存在します。「まずはお試しで借りたい」のであれば、銀行カードローンは向かないかもしれません。
低金利のカードローンを選ぶコツ

この章では、低金利のカードローンを選ぶコツについて解説します。
- 初めての人は上限金利を参考にする
- 借入額が高いほど金利は下がる
- 実際に計算してみる
- 消費者金融の低金利No.1は「プロミス」
- 消費者金融の「初回無利息期間」を狙うのもあり
- 固定金利のカードローンを選ぶ
- 金利優遇サービスの条件を確認する
- 借り換えローン・おまとめローンを利用すると金利が下がる
- 返済実績によっては金利を下げてもらえる
上記のコツを覚えることで、あなたに合った低金利のカードローンが見つかりますよ!気になる人は最後まで見ていってください。
初めての人は上限金利を参考にする
初めてカードローンを利用する人は上限金利を参考にしましょう。というのも、取引経験がない人は基本的に上限金利が適応されるからです。例えば、カードローンの手数料を見ると大抵以下のように表示されています。
例)実質年率:2.0%~14.5%
金利を見る際は、上記の例でいえば14.5%のところを参考にすればOKです。ただし、条件次第では金利が低くなる場合があります。カードローン各社のキャンペーンなどは確認しておきましょう。
借入額が高いほど金利は下がる
カードローンの借入金額が高いほど金利は下がっていきます。例えば、カードローンの限度額いっぱいまで借りると最低金利が適用。具体的には以下のようになります。
銀行カードローン | 借入限度額 | 限度額で借入した場合の金利 |
---|---|---|
イオン銀行カードローン | 800万円 | 3.8% |
みずほ銀行カードローン | 800万円 | 2.0% |
楽天銀行スーパーローン | 800万円 | 1.9% |
三井住友銀行カードローン | 800万円 | 1.5% |
三菱UFJ銀行バンクイック | 500万円 | 1.8% |
上記の限度額で借入すれば最低金利が適用されます。しかも、一度下がった利率は上がることはないため安心ですよね。ただし、初回利用の場合は借入限度額が50万円くらいに制限されます。金利も上限の数字が適用されるため、いきなり低金利で借りるのはむずかしいでしょう。
低金利でオトクに借り入れたい人は、シッカリと借入実績を作ってから増額申請してみましょう。
実際に計算してみる
実際に金利計算してみることで、返済シミュレーションが立てやすくなります。金利の計算式は以下のとおりです。
カードローンの公式サイトに「金利〇~〇%」と明記していても、実際にどのくらいの返済額になるのか分かりませんよね。金利を計算してシッカリと返済計画を立て、あなたにベストなカードローンを選びましょう。
消費者金融の低金利No.1は「プロミス」
消費者金融であればプロミスが最も低金利になります。大手消費者金融の金利は以下のとおりです。
消費者金融 | 金利 |
---|---|
プロミス | 4.5~17.8% |
アイフル | 3.0~18.0% |
アコム | 3.0~18.0% |
SMBCモビット | 3.0~18.0% |
レイクALSA | 4.5~18.0% |
消費者金融であれば審査が甘く、即日融資できるという大きなメリットがあります。「すぐに借入したいけど金利も気になる・・・」という人は、プロミスを検討しても良いでしょう。
消費者金融の「初回無利息期間」を狙うのもあり
「初回無利息期間」とは、カードローン初回利用者に対するサービスの1つ。最初の数ヶ月の金利を無料にするというもので、おもに消費者金融が提供しています。
消費者金融 | 初回無利息期間 |
---|---|
アイフル | 30日 |
プロミス | 30日 |
アコム | 30日 |
SMBCモビット | 30日 |
レイクALSA | 30日/60日/180日 |
短い期間での融資を考えている人は、この初回無利息期間を狙ってみても良いでしょう。短い期間に限定するのであれば、初回無利息サービスの利用が最もオトクだからです。
上記の期間であれば金利が一切かからないため、これ以上オトクな金利はありませんよね。ただし、無料期間を過ぎると通常の金利体系にもどるため注意が必要です。
固定金利のカードローンを選ぶ
カードローンの金利は「固定金利」のものを選びましょう。カードローンの金利には以下の2種類があります。
- 固定金利
- 変動金利
固定金利であれば、なにがあっても金利体系は変わりません。一方、変動金利の場合は日本経済の良し悪しによって金利が変動します。
一般的に消費者金融は固定金利の場合が多く、銀行カードローンは変動金利を採用している会社もあります。金利を見る際は、固定金利になっているか確認しましょう。
金利優遇サービスの条件を確認する
カードローンを利用する際は金利優遇サービスがあるかを確認しましょう。おもな金利優遇サービスは以下のとおりです。
会社 | 通常金利 | 優遇金利 | 条件 |
---|---|---|---|
みずほ銀行カードローン | 2.0~14.0% | 1.5~13.5% | 住宅ローンの利用 |
三井住友銀行カードローン | 1.5~14.5% | 1.5~8.0% | 住宅ローンの利用 |
auじぶん銀行カードローン | 1.48~17.5% | 0.98~17.0% | auの携帯を契約 |
上記をみると、住宅ローンの利用で金利優遇されるケースが多いようですね。オトクに借入できるため、このような優遇条件はシッカリ確認しておきましょう。
借り換えローン・おまとめローンを利用すると金利が下がる
借り換えローン・おまとめローンを利用すると金利優遇を受けられます。両者の概要は以下のとおりです。
借り換えローン | 他社カードローンから借り換えた場合に金利が下がるサービス |
おまとめローン | 複数のカードローンを1社にまとめることで金利が下がるサービス |
借り換えローン・おまとめローンを実施しているのはアイフルとプロミスです。借り換えを検討している人や、他社での借入がある人は検討してみましょう。
返済実績によっては金利を下げてもらえる
返済実績がシッカリしている人は、ローン会社側から金利を下げてもらえる場合があります。というのも、ローン会社はシッカリ返してくれる人を手放したくないからです。
シッカリ返済してくれる人=売り上げに貢献してくれる人
上記のようになるため、少々金利を下げてでも継続して取引してもらいたいのです。ただし、返済トラブルが1度でもある人は難しいでしょう。安定して取引してくれた顧客へのサービスだと捉えましょう。
まとめ

ここまで、低金利カードローンについて解説してきました。この記事を以下でまとめます。
低金利のカードローンはたくさんあります。その中でもおすすめの会社は以下の5社です。
- みずほ銀行カードローンで住宅ローンを利用していれば金利0.5%優遇
- 三井住友銀行カードローンは利用期間が長いほど金利が下がる
- J.Score(ジェイスコア)は「AIスコア診断」で金利が決まる
- 三菱UFJ銀行バンクイックは金利1.8~14.6%でATM手数料無料
- PayPay銀行カードローンの最低金利は最安レベルの1.59%
低金利にこだわるのであれば、銀行カードローンがおすすめ!なぜなら、消費者金融と比較して金利が低いからです。ただし、銀行カードローンには以下のデメリットがあります。
- 低金利である代わりに審査が厳しい
- 即日融資ができない
- 契約と同時に口座開設する場合が多い
- 初回無利息期間のサービスがない
金利を重視するのであれば、銀行カードローン特有のデメリットを理解する必要があります。
低金利のカードローンを選ぶには、ちょっとしたコツがあります。このコツを覚えることで、あなたに最適なカードローン会社を見つけられますよ!詳しくは以下のとおりです。
- 初めての人は上限金利を参考にする
- 借入額が高いほど金利は下がる
- 実際に計算してみる
- 消費者金融の低金利No.1は「プロミス」
- 消費者金融の「初回無利息期間」を狙うのもあり
- 固定金利のカードローンを選ぶ
- 金利優遇サービスの条件を確認する
- 借り換えローン・おまとめローンを利用すると金利が下がる
- 返済実績によっては金利を下げてもらえる